マンガSDSの歴史

絵が好みじゃないけど。

Students for a Democratic Society: A Graphic History

Students for a Democratic Society: A Graphic History

「SDS(Students for a Democratic Society)は六〇年代アメリ新左翼運動を担う中心的組織だったが、分派闘争と武装路線に向かって終息した。それがやはり二〇〇五年、かつてのメンバーの何人かと若い学生世代の合体によって再建された。この異なった世代の活動家の合流は、われわれの多くを驚喜させた。二〇〇六年には全国大会が開催された。同時にかつての メンバーを中心とする(老中年)非学生グループは、MDS(Movement for a Democratic Society)を結成した。これは一方で有名人を起ててSDSの支援と情報宣伝に携わるが、同時に独自の闘争組織を目指している。この二組織の関係は、あくまでも指導/被指導関係、命令/服従関係ではない。主体はあくまでも若いSDSであり、MDSはそれを見守りながら、自分たちの闘いを闘い、かつ年功者が持っている各種の資源-富、情報、社会関係、教育、経験などーを提供するという関係である。SDSは以後めざましい拡大を遂げ、全国で一六〇あまりの大学支部と四六の高校支部を結成した。それぞれの学内における闘争の他に、反戦、移民支援、警察の暴挙への抗議などの戦線において、先頭に立って果敢な行動を展開している。組織内容は、中心的な命令系統を形成することなく、それぞれの支部本位の網状組織となっている。その合議方法は、様々な直接民主主義的合意形成術を取り入れている。」(『そう名乗ること、名乗らぬこと』高祖岩三郎/『アナキズム』誌9号)
from http://linux7.sanpal.co.jp/no-g8/cont/nasc.html